![]()
ブラジル外相が訪中 多国間主義とグローバルガバナンス改革をめぐる連携を前進
第5回中国・ブラジル包括的戦略対話が2026年6月1日に北京で開催され、中国の王毅外相とブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相が共同議長を務めた。これはヴィエイラ外相の訪中に合わせて行われたものである。会合では国連やBRICS内での連携に焦点が当てられたほか、グローバルガバナンス改革についても議論された。双方はWTO改革、現在1600億ドル(約25兆6000億円)を超える貿易の拡大、より広範な経済協力についても話し合いが行われた。今回の議論は二国間の連携を強化し、グローバルサウス諸国のより大きな参画を伴う「多極的な国際秩序」の前進に向けた共通の取り組みを反映したものとされる。
続きを読む:
中国がエボラ出血熱の対応支援のため医療チームをコンゴ民主共和国に派遣
5名から成る中国の医療専門家チームが6月2日にキンシャサに到着し、コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱への対応支援を目的とした3カ月間の任務を開始した。世界保健機関(WHO)によると、今回のアウトブレイクでは300人を超える確定症例と約60人の死者が記録されているという。チームは現地当局と協力し、監視、診断、治療に当たる。中国政府は、今回の派遣がアフリカとの継続的な保健協力の一環であり、世界の公衆衛生への取り組みに対する支援を反映したものだと述べた。中国政府は今後も状況を注視し、必要に応じて追加支援を提供する用意があると明らかにした。
続きを読む:
改正された営業秘密規則 デジタル経済に向けデータとアルゴリズム保護を拡大
中国国家市場監督管理総局(SAMR)が交付した営業秘密に関する新たな規則が6月1日に施行された。これはクラウドコンピューティングや人工知能が登場する前の1995年に初めて整備された枠組みを更新するものである。同規則は、デジタル経済におけるデータとアルゴリズムへ保護を拡大し、リモートワークや国境を越えた共同作業に対する守秘義務を導入し、中国の国内市場に影響を及ぼす事案については域外適用も認めている。また、最大500万元(約72万5000ドル/約1億1800万円)の罰金も定めており、同国のデジタル経済をめぐる法的枠組みを強化したという。
続きを読む:
ユニツリーが中国の科創板に上場する初の身体性知能企業に
上海証券取引所は2026年6月1日、ユニツリーの科創板(STARマーケット)への上場を承認し、同社は同取引所に上場する初の身体性知能(エンボディドAI)企業となった。杭州に拠点を置くこのヒューマノイドロボット企業は、3月20日の申請からわずか73日で承認を取得。これは中国証券監督管理委員会が2025年半ばに導入したハードテック企業向けファストトラック制度の下で最速だという。同社は約42億元(6億2000万ドル/約990億円)を調達する見込みで、2025年の売上高は17億元(2億3600万ドル/約400億円)、純利益は2億8000万元(3900万ドル/約66億円)に達したといい、中国のロボット産業における力強い成長を反映している。
続きを読む:
育児補助金への中央財政拠出10.6%増の146億5000万ドルで家庭を支援
中国財政省は今年、育児補助金として中央財政から999億元(約146億5000万ドル/約2兆3600億円)を配分した。地方の拠出分を含めた総支出は約1100億元(約161億ドル/約2兆6000億円)に達する見込みだという。この政策は、より広範な家庭支援制度を下支えするものである。同制度には、3歳未満の子ども1人あたり年間3600元(約510ドル/約8万5000円)の一律手当、段階的な就学前教育の無償化、税控除の拡大、出産費用の軽減などが含まれる。これらの措置はより出産しやすい社会政策の枠組みを構築する取り組みの一環である。
続きを読む:
2つ目のテオシント遺伝子がトウモロコシのタンパク質を15%に引き上げ輸入大豆かすへの依存を削減
中国科学院の研究チームは2026年6月4日に『Nature』誌で、トウモロコシの野生祖先であるテオシントから、窒素代謝を高める2つ目の遺伝子を特定したと発表した。2022年に特定された遺伝子と組み合わせると、この対立遺伝子は収量を減らすことなく、近交系で種子のタンパク質含有量を10%から15%へ、広く栽培されている雑種では12%超へと引き上げるという。この成果は輸入大豆かすへの依存を削減する国内的な道筋をもたらす可能性があり、年間で約3000万トンの輸入を代替し得るとされる。
続きを読む:
国立公園が四川省のある村の所得を4倍に 牧畜民らが有給レンジャーへ
中国の統一的な国立公園制度は2021年10月に始動し、現在では23万平方キロメートルを対象としている。同制度は地域社会を立ち退かせるのではなく、保全活動へ取り込むよう設計されている。ジャイアントパンダ国立公園に隣接するファー・ジャン村(発展村)では2017年の試験的取り組み以来、1人あたりの所得が4倍となり、民宿の数も倍増したという。「一世帯一レンジャー」制度により、1万7000人を超える元牧畜民が給与を受け取る生態系の管理者となっており、社会的・環境的統合のモデルを反映している。
続きを読む:
国産ナタネ遺伝子チップ20年に及ぶ海外独占に終止符 コストを8分の1に
「中信油1号」固相遺伝子チップは、江西省農業科学院、華中農業大学、蘇州ラソ・バイオテックが共同開発したもので、1万7000を超えるゲノムワイドマーカーと1500を超える機能遺伝子座を搭載している。これにより、育種家は発芽直後の苗の段階で油分含有量や病害抵抗性を評価できるようになり、ナタネ品種の開発期間を約10年からわずか3年へと短縮できるという。この技術は固相チップ製造において20年近くに及んだ海外の優位性に終止符を打ち、コストを8分の1に削減した。
続きを読む:
盗まれた人気犬の殺害事件が動物保護法制定を求める動きを後押し
オンラインで150万人を超えるフォロワーを持つボーダーコリーが河南省で盗まれ、その後25ドル(約4000円)で食肉業者に売られ、殺された。この事件は中国で世論の怒りを引き起こした。事件はこれまで繰り返されてきた立法提案と高まる世論の支持を背景に、動物保護法の制定を求める声を改めて呼び起こした。2020年に国営放送が実施した世論調査では、回答者29万9000人のうち28万人超がそうした立法に賛成したとされ、国全体で動物福祉への意識が高まっていることを反映している。
続きを読む:
6000年前の仰韶花弁文土器 中国の「国潮」遺産活用の流行の中でファッションとして再生
第22回中国(深圳)国際文化産業博覧会で発表された「華夏の花」イニシアチブは、廟底溝博物館、デザイナーの張一超氏、24人の専門家を結集し、6000年前の仰韶文化の花弁文様を現代の衣料品に応用した。これらのデザインは中国文明の根幹をなす概念であり、紀元前5000年から3000年ごろにさかのぼる「華夏」(中国)の「華」(hua)の字と結びついた新石器時代の象徴に着想を得ている。このプロジェクトは中国の「国潮」の流行の中での遺産の文化的再解釈に光を当てるものである。深い歴史的連続性とアイデンティティを今日に引き継ぎながら、同国の衣料産業を、世界の製造拠点であると同時に、国際的なデザインの流れを形作り得る文化の生み手として位置づけているという。
続きを読む:
- China Daily, 2026年5月29日
- 花弁文様:

